2024年 行野理事長 年頭所感「個性と多様性の時代に」
新年あけましておめでとうございます。
組合員の皆様には平素より組合の運営ならびに事業推進にご支援、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
旧年中は、3年余り続いたコロナ禍からの脱却と事業正常化を目指し可能な限りの組織運営を遂行して参りました。
連合会では大命題である組合員の収益改善を目指し、国の補正予算を活用しアフターコロナ、ウィズコロナ時代に即した新しい理容像を消費者にお示しすべく、全国8箇所にてヘアシュミレーション機能を備えたスマートミラーやセルフ脱毛、メンズメイクなど最新サービスの情報を発信していくこと、併せてオンラインでの予約システムを全国のサロンに呼びかけ、売り上げアップを目指しております。
また、東海北陸理容協議会ではブロック独自企画として昨年に引き続き「夏の理容室スCUT!はじめました」ポスター配布による来店サイクルアップを提案、ブロック競技大会を三重県にて開催しました。
県組合としましても、これらの事業を各支部独自のアイデアをもとにタイアップし、消費者の皆様へ組合店の良さのアピールに努めて参りました。
さてご承知の通り、昨今の加速するインフレや世界情勢の不安定化による燃料費、電気料金等の諸物価高騰の波に加え、永年に渡る組合員の減少が我々の組合運営にも影響を及ぼし、組合財政は大変厳しい状況が続いて来ました。
そのような中、最大限の支出削減に努め、さまざまな助成金を活用しつつ出来うる限りの事業を展開して参りました。
昨年より財政検討委員会にて、現在はもとより将来に向けての財政のあり方や組合費の適正額、組織全般に渡る将来に向けての答申を基に検討を続けて参りました。
その答申からも、現状のまま将来に向けて健全な財政、魅力ある事業を続けて行くには難しいと判断するに至りました。
これらを鑑み、本年を変革年と捉え、将来を見据えて財政、事業共抜本的に見直し、個性と多様性の時代に合った存在感のある県組合を目指し、再構築していきたいと存じます。
次の新しいステージを目指して、組合員の皆様に相応のご負担をお願いすることは誠に心苦しいですが、先ずは財政の健全化を図り、これまで以上に組合員の皆様のご意見、ご提案、お知恵を広く頂戴しながら反映し、その上で組合員の満足度、幸福度を実感できる組織とすることを目指します。
私達の組合を私達の手で主体的に作り上げましょう。
皆様のご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
本年が皆様にとって幸多からん事を心より願いまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。