2023年 行野理事長 年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
組合員の皆様には平素より組合の運営ならびに事業推進にご支援、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
旧年中はコロナ禍からの脱却と事業正常化を目指し、可能な限りの組織運営を遂行して参りました。
連合会では組合員の収益改善を目指し、国の補正予算を活用しコロナ禍で停滞したご来店サイクルの回復と日頃のご愛顧に感謝してのプレゼント企画として「理容サロンへ行こう!GOTOバーバーキャンペーン」を、また東海北陸理容協議会ではブロック独自企画として「夏の理容室スCUT!キャンペーン」ポスター配布による夏の利用促進を提案しました。
県組合としましても、これらの企画を各支部独自のアイデアをもとにタイアップし、消費者の皆様へ組合員店の良さのアピールに努めました。
また減少する組合店舗数に鑑み、県組織の現状把握とこれからの組合組織の在り方の再検討に着手し、理事定数の見直しの是非をはじめ組織体制の点検を進めております。
共済部では各支部共済会制度を見直し、会員へのフォローアップ強化に努める為の改善を進めております。
組織部では各地区でのボランティア活動、カラーチューブ回収やSDGs活動、後継者育成のための理容体験プログラムの実施等、社会に向けて可能な限りの活動に取り組んでまいりました。
教育部では営業に役立つ講習や情報をご提供し、ブロック、全国理容競技大会への参加と選手育成にも日々励んでおります。
本年は益々の事業の再点検を前提に、知恵と情熱を持って取り組んでまいります。
デジタル化は必須の流れですが、SNSやDXの功罪をしっかりと認識し組合の現状に照らし合わせ、あくまでも将来に向けて効果的な運営をしなければなりません。
国際化、ジェンダーレス時代に合わせたサロン作りやメニュー提案も重要ですし、世界情勢の変化やインフレ基調の影響で光熱費や材料費の高騰が経営を圧迫し厳しい環境が続く中、ポジティブ要素である数年来のフェードカットの流行からのバーバーブームは続くと思われ、ただのブームに終わらせるのではなく、とにかく個店の売上、収益性を高めることが重要です。
それがひいては組合理容店のイメージアップとなり後継者育成にもつながると考えます。
難しい環境は続きますが、引き続き組合員の満足度、幸福度を実感出来る組織を再構築すること、常に変化する社会を見据え広く皆様のお知恵とご意見を頂戴しながら、本物のジャパンバーバーの底力、素晴らしさを拡大し、業界活性化につなげたいと思います。
日頃の皆様のご理解とご協力に改めて御礼申し上げますと共に、主体的に勇気を持って新しいスタンダードを模索し作って行きたいと考えます。
本年が皆様にとって幸多からん事を心より願って、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。