行野欣也 新理事長 就任のご挨拶

この度、石川県組合理事長という重責を担うこととなり、身に引き締まる思いであります。ここまで務めて来られた長田實氏、また先達の諸先輩の方々に敬意を払い、使命感を持ってこの組合と組合員の前進、向上の為に全力で務めて参る所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、まだまだ新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、ワクチンが全ての人に行き渡る時期も不透明な現状であり、令和3年度事業の計画進行が懸念されるところです。

そのような中、全理連では世界をリードする日本の理容を目指し、①ジャパンバーバーの構築 ②社会と共に歩む理容業の確立 ③理美容ダブルライセンス時代への対応 ④家族が集うサロン作りの支援 ⑤減から増への反転アクションを起こす、以上5つのスローガンを掲げ、今後の業界発展を願って取組みを進めています。

石川県組合としましても、新しい生活様式を受け入れた新営業や新しいビジネスモデルが提唱される中、地域をリードし愛される店づくりや魅力ある組織作りのために、先ずは衛生消毒の徹底に寄る安心安全な業界のアピール、理容業のジェンダーレス化に対応した女性客集客に向けた対策、ますます進む高齢化社会における訪問福祉理容の推進、トレンド情報分析に基づく技術の発信と新メニューの提案、アフターコロナを見据えた集客とインバウンド対応等、すべては個店の収益力改善を目指して参りたいと思います。

また、組合員減少は不可避の問題ですが、減少による弱体化ではなく、現在、また未来を見据え、「組合店=安心安全で本格派の技術とサービスを提供する本物である」という意識を組合員各自が主体的に持ち、組織として強く社会にアピールして行けば未来は明るいと信じています。

不透明な社会情勢ですが、優先事項を見極め柔軟に対応して参りますので、より一層のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

石川県理容生活衛生同業組合
理事長 行野 欣也