2017年 長田理事長「年頭所感」
新しい年を迎えるにあたり、心よりお慶びを申し上げます。
平成二十八年、日本国内では安倍政権が続投となりましたが、世界ではイギリスのEU離脱に関する国民投票やアメリカ大統領選挙が行われ、“たぶん…”の予想に反した結果が伝えられています。
日本経済にどのような影響があるのか、そして私達の業界にどのような影響があるのか、どちらにしろ、めまぐるしく変化する時代の流れについていかなければなりません。
一昨年の政府規制改革実施計画が閣議決定されたことを受けて、全理連では昨年に引き続き顧客獲得・営業直結に向けた事業が打ち出されており、それを受けて石川県組合でも事業を行ってまいりたいと存じます。
また、継続して行っております県組合機構改革に関しては、現在担当理事が新しい時代に順応できる組合組織になるよう慎重に検討を重ねているところです。
さらに、石川県生活衛生営業指導センター主導の事業として、生衛業地域活性化連携事業について私達理容業が幹事組合となって検討を続けています。
現在参加している組合は、鮨商、飲食業、クリーニング、そして理容の四組合で、四つの組合が協力して消費者に向けた事業を実施し、生衛業のPRを行う内容を模索しております。
この事業は全国生活衛生営業指導センターの補助金を受けて行う事となりますので、実施が決定するのも来年度以降が見込まれますが、詳細が決定致しましたら改めてお伝えしたいと存じますので、その時には、ぜひご協力いただけますようお願い致します。
最後になりますが、ここ何年も私達業界に降りかかっている、高齢化に伴う組合員の減少、理容師志望者・資格取得者の激減という問題は、簡単に解決できるものではないと考えています。
しかし、少しでも解決に向けて歩みを進めて行くためには、組合員の皆様一人一人が意識を高め、個々のサロンがお客様の様々なニーズに応えられるお店を創ることが組織全体の歩みを進める力に繋がるのではないのでしょうか。
どうかこの一年が皆様と共に歩みを進めて行けますよう、そして、皆様にとって良き年となりますことをお祈りし、新年の挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
平成29年 元旦 石川県理容生活衛生同業組合