2015年 長田理事長 年頭所感

新春を迎えるにあたり、心よりお慶びを申し上げます。

安倍内閣が発足して2年が経過しました。景気は少しずつ良くなり社会の活性化も感じられるようになってきたと報道はされておりますが、私達理容業界はその実感がなかなか得られないというのが現状ではないでしょうか。
そんな中、全理連では理容業界発展のためNPO法人を立ち上げ事業としての訪問福祉理容を積極的に取り組んでいます。国を始め各市町村等に対して「出張理容に関する公的機関の積極的な支援」の要請を行っており、全国理容政治連盟中央会を中心に全国各理容組合も陳情等を通じて行動を起こしております。
石川県組合におきましても介護保険の適用、出張理容に対しての交通費支給、各市町村が行っている福祉理容の拡充等について国会議員へ陳情を行いました。今後、良い結果が提示されるよう期待しているところです。

さて、平成15年に実行致しました組織機構改革から12年が経過しました。当時の想像をはるかに上回る勢いで世の中が目まぐるしく変化いたしております。この変化に対応すべく、組合組織の在り方や方向性について組織機構改革検討委員会を立ち上げ検討を行いました。新しい時代に順応できる組合組織と方向性を示すことが出来ると思っております。
高齢化による組合員の減少は続いており今後もそれは否めません。これからは、これまでの“数は力なり”という考え方から、人数が少なくても“高い意識を持った組合員の集まり”としての組織つくりと組合員の意識改革が必要と思われます。さらに高齢化が進む業界としては若い理容師の力を最大限に発揮できる環境整備も大事です。

私達組合員のサロンは「全く同じサロン」は無いはずです。皆様がそれぞれに個性やポリシーを持ち、様々なお客様をお迎えしていることでしょう。
どうか今年も無事にお客様をお迎えできるよう1年を通じて目標を掲げ、その目標に向かって計画を立て、そして実行され成果をあげられます事を願っております。

終わりに、新しい年が皆様にとり幸せで豊かな良き年でありますようお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

平成27年 元旦  石川県理容生活衛生同業組合
理事長  長田  實