やさしいパソコン入門TOP / 前節に戻る / 次節に進む
第6章

Word入門

(14)Wordで図を描く その1

絵を描くソフトを持っている人なら、使う機会はめったにないと思いますが、Wordにも絵を描けるツールがついていますので、Wordの中で、ある程度の絵を描くことが出来ます。僕は、ほとんど使ったことがないので、僕の分かる範囲で説明します。

■ 図形描画ツールバーを使う

今までの説明ですでに登場してますが、図形描画ツールバーを使うとWordの文書の中に絵を描くことが出来ます。もう一度、書きますが、図形描画ツールバーは、メニューバーの表示→ツールバー→図形描画で表示されます。

図形描画ツールバー

@ 線・矢印・四角・楕円を書く

ツールバーの真ん中、オートシェーブのとなり、4つのボタンを使います。ボタンをクリックしてから、編集画面上で、クリックした地点が始点、ドラッグしてドロップした地点が終点。 四角と楕円は、左上隅が始点、右下隅が終点になり、SHIFTキーを押しながら、この動作をすると、正方形や真円が描けます。実際に、やってもらうのが一番、分かりますね。

図を描く説明の図1

A 線・図形の装飾

ツールバーの左側のいくつかのボタンは、全て装飾に関するボタン。描いた直線や図形のデザインを簡単に変更することが出来ます。

図を描く説明の図2 

B オートシェーブ

四角と楕円以外の図を描きたい時は、オートシェーブのボタンをクリックします。すると、もっといろんな種類の図を描くことが出来ます。

図を描く説明の図3

これらの細かい説明は、膨大な量になってしまうので、ここでは、とても出来ません。それに、ここで一生懸命、説明したところで実際にやってみないと覚えられませんしね。ただ、これらの機能を使って、簡単に描ける図をいくつか紹介しておきましょう。

《 例1 》 オートシェーブで描いた図形
これらの図形やテキストボックスをいくつか組み合わせることによって、POPなどに使えそうな絵が描けそうです。 なお、図形やテキストボックスを複数使用した時は、前節のクリップアートの編集で紹介したように、全体をグループ化しておきましょう。そうしないと、作成した図を自由に配置できませんので。

例図1

《 例2 》 影付きの図形
上の図に、影を付けてみました。この機能も使えますね。

例図2

《 例3 》 立体の図形
ワードアートもそうですが、Wordは、3Dにすると、エッジ処理(カドのギザギザをなくす処理)が機能しなくなって、印刷に耐えられないものになってしまうようです。よって、これらの図は、印刷したい文書では、NGですね。こういう図を描きたい時は、絵を描く専門のソフトを使いましょう。

例図3

■ 新しい描画オブジェクトを使う

Word2002以降では、文書の中に絵を書こうとすると、強制的に起動するようですが、描画キャンバスという機能があります。Word2000の場合、ツールバーの挿入→図→新しい描画オブジェクトで起動します。

この描画キャンバスは、文書の中に絵を描く場所を提供してくれる機能です。といっても、なくても絵は描けますよね。ですんで、これを使って絵を描くと何が違うか説明しておきましょう。

1.描画キャンバスごと移動・拡大縮小出来るので、絵を描いた後、全体をグループ化する必然性がない。

2.オートシェーブのメニューの中に、図と図を繋ぐ、便利なコネクタというコマンドが使えるようになる。

3.オートシェーブの中に配置した文字が自動で、図の中心に配置される。これは、Word2000だけのようですね。左図が描画キャンバスを使わない場合、右図が描画キャンバスを使った場合です。

このように、一見、便利ですが、実は、邪魔になる場合が多く、嫌われ者の機能です。その理由は、使ってみれば分かると思いますが、図を描く時、キャンバスいっぱいいっぱいに描かないと、図のまわりに余分な余白が出来るし、また、外枠が必ず長方形ですからね。要するに、描画キャンバスで作成した図は、 とにかく文書の中に配置しづらいのです。特に、 折り返しの設定をしようと思っている時なんかは。 Word2002以降では、図を作成する時、自動的に描画キャンバスが立ち上がるので、それを立ち上がらないように設定を変更する人も多いみたいです。(その設定は、オプションメニューの中にあるようなので、自分で調べて下さい。僕は、2000ですからね。関係ないし。)

描画オブジェクトを使う時は、複雑な絵で、しかも、文書の中で、複数行に渡って、その絵の横に文字を配置しないつもりの時のみになると思います。例えば、地図。というか地図の時だけかも。