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第4章

インターネットに繋げよう

(1)インターネットって何?

 情報の交換、共有を目的として、いろんな場所のいろんなコンピュータが、主に電話回線を通して相互に接続し合って出来上がっていった、世界規模のコンピュータの通信ネットワークがインターネットです。

 とまぁ、インターネットは何かと聞かれれば、こんなふうに答えるしかないのですが、多分、なんとなく分かるけど、今一、分からないと思う人が多いでしょうね。僕もそうだったし。インターネットがホントにどんなものか理解するためには、少々、歴史を紐解く必要があります。別に知らなくてもいいことですが、なんかすっきりしない人は読んで下さい。

 1960年代の後半、アメリカの国防省の研究所で、今のインターネットの原型となるコンピュータの通信ネットワーク(ARPANET)が考え出されました。なぜ、こんなものが考え出されたかというと、従来までの一点集中による情報管理だと、もし、そこが攻撃されて潰された場合、たいへんなことになってしまうので、たとえ一箇所を潰されても、大丈夫な情報を分散化したシステムを作り上げるためであった。
 そんな背景(一言で言えば軍事目的)から生まれた通信ネットワークでしたが、そのうち一般の研究者にも、その利用が認められるようになり、大学を中心としてアメリカ全土に広がっていく。そして、それがいつしか軍事部門から分離し、米国科学財団が管理する学術研究用のネットワークとして、さらに発展。この頃、そのネットワークをインターネットと呼ぶことになった。
 1980年代後半ともなると、世界中にも既に独自のコンピュータのネットワークが存在していたが、それらが、こぞってインターネットに接続されることとなり、インターネットはさらに拡大していった。日本がインターネットに接続されたのもこの頃の話。しかし、この頃のインターネットはあくまで学術研究用で、そのサービスも今で言う電子メール程度のもので、文字情報の交換が主。よって、あくまで学術研究用として普及したわけであって、一般の人たちには、ほとんど無縁の存在でした。
 ところが、1990年前半、アメリカの大学でホームページの技術が開発され、文字情報以外にも絵や画像や音楽などもインターネットで利用できるようになった途端、それまで学術研究用とされていたインターネットに商用目的で、企業などが多数参加。さらに、一般の人たちでも気軽にインターネットに接続できるようにと、プロバイダと呼ばれるインターネット接続業者が出来たおかげで、その後、インターネットのユーザーは爆発的に増加の一途をたどっていきました。現在の状況は皆さんが知っている通りです。
 なお、現在もインターネットに関する技術は、日々進歩しています。ですから、将来的には、もっと便利な使い方をされるようになるでしょうね。

 次節より、そのインターネットに必要な基礎知識を説明していこうと思います。